京都のクラフトビールバーのビジュアル・アイデンティティ
Takramは、株式会社酒八が京都の新風館にオープンしたクラフトビールのバー、DIG THE LINE BOTTLE & BARのブランディングとグラフィックデザインを担当しました。
酒八のルーツには、日本酒の蔵元を営んでいた頃の姿があります。現在は醸造はしておらず、大きな日本酒の蔵が当時の姿を今に伝えるのみです。いつかもう一度日本酒の作り手になる、そして日本の「クラフト酒」を世界に伝える存在になるというビジョンが、ブランドに込められています。
DIG THE LINEのロゴマークは、ふたつの文字要素を直線=ラインでつなぎます。異なるふたつの文化をつなぐ、異なる都市同士をクラフトプロダクト(ビールと日本酒)によってつなぐ、などのDIG THE LINEの意志を表現するものです。あらゆるふたつの要素をつなぎ合わせるラインのモチーフは、デジタルおよび物理的空間のサイネージにも使用されています。店舗空間では、フロアサインなど、スペース間の導線や区分けにも活用されています。
店舗のデザインは、Puddle の設計によるものです。
店舗では8つのタップから世界のクラフトビールが飲めるほか、クラウラーという道具を使って、その場でビールを缶に詰めて持ち帰ることもできます。また厳選された日本酒の販売も行っています。
Maki Ota (ex-Takram)
Sohei Kitada, Natsumi Ohe (THE GUILD)
Puddle Inc.
Takumi Ota