生体インピーダンス法をもちいた、個人識別のあり方のデザイン
Takramは、MIT Media Lab Camera Culture Groupが開発する生体インピーダンスセンシング技術「Zensei」のデザインに協力しました。
Zenseiは、生体センシング、信号処理、機械学習を使って、身体の電気特性をもとにユーザ認証を行う技術です。Zenseiを使うことで様々なオブジェクトがユーザを認識できるようになる可能性があります。例えば、握るだけでロック解除ができるスマートフォンや、乗車するだけで自動的にミラーやシート位置を調整してくれる車、ユーザごとの設定やパーミッションを保存できる電動工具などへの応用が期待されています。
この「連続的な動作の中で行われる認証」というコンセプトを日常的な文脈において実証するために、Takramでは円形のスマートフォンケースをデザインし、センサ基板を組み込みました。ケースの形状は、様々な持ち方をアフォードしながら、どんな持ち方をしてもペイントされた電極に触れるようにデザインされています。組み込まれたセンサ基板は、スマートフォンへBluetooth経由で機械学習による分類結果を通信します。
Munehiko Sato, Rohan Puri (MIT Media Lab)
,Alex Owal (Google)
Lukas Franciszkiewicz (ex-Takram)
(Google ATAP)
Ramesh Raskar (MIT Media Lab, Camera Culture Group)