Takramは、これまで世界になかった価値を見つけ、具現化するための場所です。企業・組織・社会に点在するチェンジメーカーと協働し、未来の可能性を追い求めます。
つくることと考えること、抽象と具体、主観と客観、デジタルとフィジカル、論理と感性。Takramにはさまざまな視点が共在します。私たちは自らを「振り子」に見立て、異なる領域や視点の間を揺れ動いたり越境したりしながら、手探りで新しいフィールドを開拓していきます。
デザインは、テクノロジー・プロダクト・環境・システムと人をつなぐ仕事であり、その中で、美しさや快適さを追い求める営みです。形の美しさ・質感・色彩・ストーリーなどを語り、吟味し、定着させることなくして、デザインのクオリティーは達成されません。それはエンジニアリングやビジネスでも同じです。だから私たちは「Power of making」を信じ、磨き続けます。
複雑な状況の中から手がかりを集め、物事の本質を言語化・構造化してコンセプトに結びつけること。深い思考や議論を哲学として結晶化させること。それを周囲の人々に伝え、巻き込んでいくこと。デザイン・ビジネス・テクノロジー・文化の議論に積極的に参加し、新しい可能性を社会に提案すること。私たちは「Thought leadership」によって、物事を前進させていきます。
学びを尊ぶ姿勢は、Takramのメンバー皆がもつ人生観のようなもので、私たちをつなぐ共感の基盤です。学びの原動力となるのは、純粋な好奇心や興味、そして課題意識です。物事の深い探究や、新しい領域への越境は、学びなしには成立しません。それは、私たちの生活や人生すべてに関わるものです。私たちは学ぶことを通して、自らをアップデートし続けます。
私たちは既存の領域にとらわれずに、さまざまな人々・思考・カルチャーに触れます。それは旅をするような感覚で、思わぬ出会いや対話を楽しみ、自分と他者の強みを掛け合わせることです。耳の痛い意見を聞いてもそれを受け止め、コンフォートゾーンから一歩踏み出すことです。私たちはまだ見ぬ新しい世界を模索する、オープンマインドの精神を大切にします。
私たちは、コミュニケーションやふるまい、組織デザインの基盤にGoodwillを置くことで、信頼のカルチャー・少ないルール・高い自由度の実現を目指します。私たちは想像力と寛容さを重んじ、異なる考え方や意見にも対話を続けていきます。私たちは善意を信じるだけでなく、それを行動で表します。