Habataki
ライティングフェア2013のためのOLEDをもちいた光のインスタレーション
2013年2月に東京で開催された国内最大規模の照明展ライティングフェア2013にて、Takramは、コニカミノルタ社と共同で、有機EL照明(OLED)のインスタレーション“光の羽(Luminous Wings)”を発表しました。コニカミノルタ社独自の製膜技術により、しなやかなプラスチック基盤上にOLEDの照明パネルを作ることが可能となりました。この60×150㎜のOLEDパネルは、紙のように薄く、同サイズの一般的なガラスパネルと比べてわずか10分の1の重さしかありません。2枚のフレキシブルパネルを使い、Takramは、音楽に同期して明滅しながら羽ばたく9体の“光の羽”をデザイン・開発しました。
「極薄 / 軽量 / フレキシブル」の特性を活かす
コニカミノルタが展開する次世代照明ブランド「Symfos」の有機EL照明パネルがもつ「極薄」「軽量」「フレキシブル」の3つの特長を最大限に引き出すため、長期的なデモンストレーションテーマとして「光の羽」を掲げました。 “Habataki – Light, Leap to the Future”は、その第1弾として、今後明かりの文化そのものに革新をもたらすことが期待される有機EL照明パネルが、今まさに未来に向けて羽ばたき、飛び立とうとする様を表現したインスタレーションです。
Team
Project Lead & Design Engineering Direction:
Hisato Ogata
Installation Space Design:
Kaz Yoneda (ex-Takram)
Prototyping:
So Kanno
Music:
Keiji Matsui