Takram Omotesando studio

Interior design for workplace, 2012

Takram Omotesando」は、それ自体が空間、素材、プログラムに対する試行錯誤のための媒体であり、また、終わりなき未完成の実験台であるといえます。Takram はこの新しい空間の活用を通じて、多才なクリエイター達と、空間、家具、照明、アートに至るまで、知的好奇心の高まりを志しています。

アプローチ: 空間、素材、プログラム

Takram Omotesandoは、既存のオフィスビルのワンフロアに位置し、九つの正方格子で構成されます。日々変動するTakramのデザイン活動を踏まえ、変幻自在に形と役割を変えることのできる空間を考えた時、「コア」というツールを発案しました。コアは、文字通りTakram Omotesandoの中央に位置し、三辺をガラス戸と半透明のオーガンジーのカーテンで囲われています。この二層の視覚的・物質的なフィルターが開閉することで、空間の広さ・使用目的・動線を多様に変化させることができます。

Takram Omotesandoはマテリアルにおいても、デザイン業界における新しい潮流やワーキングスタイルを模索すべく、様々な挑戦をしています。日々のデザイン活動の中心となるスタジオは、木調を中心とする居心地の良い空間として仕上げられたのに対し、開放的な活動の拠点となるリビング、ダイニング、ゲストルームの各エリアには、硬質アルマイト加工されたアルミニウムの板材が敷き詰められています。安東陽子氏によりデザインされたカーテン・ファブリックは、情報セキュリティーの管理を考慮した上で選定されました。守秘性が低いエリアには、カーテンの中の景色がぼやけるよう、オーガンジーを二重にした素材を使用しています。守秘性が高いエリアでは、カーテン越しにシルエットしか映らないよう、 オーガンジーを三重にしてあります。

例えば、社内会議やコーヒーブレイクは、ドアを閉めてもカーテンは開けたままで行えます。守秘性の高い会議を行う場合には、カンファレンスルームを使用、もしくは、“コア”の三辺を仕切ることで、独立した空間としての運用が可能となります。ダイニング(コア)とスタジオを仕切るガラスとカーテンは隅へ寄せることができ、それにより連結されたダイニングとリビングは、100人規模のワークショップやレクチャーが可能な空間となります。

CREDIT

Project Lead & Architectural Design: Kaz Yoneda (ex-Takram)
Advice: Kinya Tagawa (Takram), Kotaro Watanabe (Takram)
Collaboration & Support: Akio Takatsuka (architecture atelier akio takatsuka), Takeo Minato

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